2020/04/12 14:24

安全データシート(以後SDSと記載)とは、ホームセンターで販売されている洗剤や普段弊社で工場に販売している洗浄剤など、あらゆる化学品を製造した際に作られる、説明書のようなものです。

みなさんが市販品を購入される際には、SDSを目にすることはほとんどないかと思います。

現状、工場などにケミカル品を販売する際は、SDSを配布する義務があります。

SDSはホームページやメーカーに言う事により手に入れることが出来ますが、市販されている商品に関しては、そこまでしてSDSを入手することはないです。

但し、現状市販されているアルコール除菌剤に関しては、SDSを確認した方がいいかもしれません。

そもそも、みなさんが今欲しているアルコールは、コロナウイルスを少しでも除去して感染予防をしたいから購入されていると思います。

その観点から言えば、いくら手に使用できてもアルコール濃度が70~83vol%内になければ気休めになる可能性があります。
(アルコール濃度が70%以下だからといって、必ず効果がないわけでもないと思います。)

まずは、ラベルにアルコール除菌以外にも濃度が記載されているかを確認しましょう。

また、弊社のアルコール除菌も同じですが、全ての菌に効くわけではないと記載されているはずです。

コロナウイルスは、まだ解明されていない為、厚生労働省が効くと言っている濃度は、あくまでも憶測になると思われます。

よって、

全ての菌に効くわけではない


と、記載されています。

また、SDSには、シンボルマークとGHS分類が明記されています。

シンボルマークは、GHS分類の危険度を表すレベルに応じて、様々なマークがつきます。

GHSのシンボルと名称

アルコール除菌の商品ラベルには、火気厳禁のシンボルマークしか記載されていないのがほとんどですが、実際は様々なシンボルマークが付きます。

参考までにエタノールのSDSを添付します。

エタノールSDS
(職場のあんぜんサイト引用)

個人的な結論としては、ネット販売や市販されているアルコール除菌剤をコロナウイルスに使用するのであれば、エタノール濃度や商品の危険度を十分把握してから購入することが望ましいので、場合によっては、SDSを確認しましょう。