2020/05/15 19:11

恐らく、みなさんはサビを取りたいと思った時にホームセンターで液体の除錆剤か研磨するタイプ(サンドペーパーなど)の商品を購入されると思います。

工場でもサビを取る際は、除錆剤か研磨のどちらかを使用するので同じなのですが、一般家庭とは少し違います。

特にケミカル品の工業用除錆錆剤は、ホームセンターで一般販売されている物とは全く違うと言っても過言ではありません。

下記に工業用除錆剤のメリットをまとめます。


【工業用除錆剤】

中性除錆剤

工場でのスラッジ(金属粉)や掃除などに使用される除錆剤です。

市販品でも出ていますが、工業用はスプレー缶に入っており、吹き付けるとムース状になって液が垂れづらい仕様になっています。

サビに反応すると紫色に変色するので、そのタイミングで拭き取ります。

また、原液タイプもあるので、大きな物を一気に除錆したいというときには便利です。


酸性除錆剤

市販品では、あまり見かけません。

工場では、何十キロもある金属を加工する為、加工時間が長い程、サビが目立ってきます。

中性除錆剤よりも効力がかなり強いので、こびりついたサビでも短時間でキレイに落とせます。

加工時にどれだけ時間を掛けずに仕上げるかが重要になってくるので、ほとんどの工場では除錆剤と言えば、酸性除錆剤を重宝します。

価格も中性除錆剤よりも安価で希釈も出来ますので、コストパフォーマンスが高いです。


ここまで見ると、酸性除錆剤の方がメリット性が高いと思いますが、当然デメリットもあります。

デメリットに関しても、ご紹介しようと思いますので、お気に入り登録よろしくお願いします。