2021/03/05 22:10
サビに対してケミカル品からのアプローチ方法は、大きく分けて防錆(サビを防ぐ)と除錆(サビを落とす)の2パターンあります。
一般的な金属加工工場では、錆の問題は避けれないと思います。
よくあるのが、『防錆剤は知ってるが、除錆剤は知らない』や『とりあえず、クレ556を塗って防錆してる』などから相談を受ける事があります。
このようなユーザー側の知識不足は、メーカーや販売店側の問題といっても過言ではありません。
メーカー側がしっかり販売店に商品のメリット性や問題点を理解させない、もしくは販売店側が理解しない為にユーザーが誤った知識や知識不足を招いてしまうのです。
例えば、防錆剤と一言で言っても短期防錆剤・長期防錆剤・水に強い防錆剤・水置換性防錆剤など様々なシチュエーションに応じて多種多様な商品が存在します。
除錆剤も同様です。
そこで本題ですが、除錆剤は必要なのかという疑問が昔から私の頭の中にあります。
除錆剤がなくとも研磨(鉄を削る)すれば錆は無くなることから、あくまでも除錆剤は加工者側の手間を少なくするだけのアイテムなのです。
一方、防錆剤は、鉄を錆びさせる事を防ぐ為のケミカル品ですのでなくてはならない物です。
時代劇でもポルトガルから送られてくる火縄銃を油紙で包んだりしてるのを見たことないでしょうか?
昔から防錆剤は、存在するのです。
よって、個人的な意見としては、絶対に錆ない防錆剤があれば、除錆剤は全く必要ないと思います。
弊社は、絶対に錆びない防錆剤且つ利便性の高い商品の開発を目指しております。
サビや洗浄のご相談は、是非キック株式会社までよろしくお願いします。
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